睡眠とダイエットの深い関係|食欲ホルモンとストレスの影響を解説
- パーソナルトレーナー澤田和崇
- 2020年3月3日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前
「食事制限しているのに、なぜか太りやすい…」そんな方は、もしかすると睡眠やストレスが影響しているかもしれません。今回は、ダイエットと睡眠の深い関係について、ホルモンやストレスの観点からわかりやすく解説していきます。
睡眠とホルモンバランスの関係
グレリンとレプチン
体内には、食欲に関係する重要なホルモンが2つあります。
グレリン:食欲を増進させるホルモン。睡眠不足で増える。
レプチン:満腹感を促すホルモン。睡眠の質が高いと増える。
つまり、睡眠時間や睡眠の質が悪いと、グレリンが増え、レプチンが減るため、食欲が強くなりやすくなります。
ストレスホルモン「コルチゾール」の影響
ストレスがかかると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。このコルチゾールが過剰になると、満腹感を促すレプチンを減らしてしまい、「食べても満足できない」状態を引き起こします。
さらに、コルチゾールの過剰分泌は以下のような悪影響も。
免疫力の低下
病気にかかりやすくなる
睡眠の質の悪化
健康を守るためにも、このストレスホルモンのバランスを整えることは重要です。
自律神経と睡眠、そしてダイエットの関係
1990年に開催された国際肥満学会では、肥満者の多くに交感神経の機能低下が見られると発表されており、自律神経の働きがダイエットと深く関わっていることがわかっています。
日中は交感神経、夜は副交感神経が優位になるのが理想ですが、ストレスや生活リズムの乱れによってこのバランスが崩れると、脂肪燃焼効率や代謝に悪影響が出ます。さらに、睡眠の質も低下しやすくなり、悪循環に。
睡眠とストレス改善に有効な方法は?
ポイントは「運動」
運動は、睡眠の質を高め、ストレスを緩和する非常に効果的な方法です。
全身のバランスの良い筋力トレーニング
ストレッチ
運動後のリラクゼーション
これらは、自律神経のバランスを整え、夜の深い眠りを促してくれます。
まとめ|健康的に痩せるには、まず睡眠から
睡眠とストレスは、ダイエット成功のカギを握っています。
運動によってこの2つが整えば、食欲の暴走を防ぎ、理想の体型の維持にもつながります。
旭川でパーソナルトレーニングをお考えの方、ダイエットが続かないと悩んでいる方はご相談ください。
よくあるご質問
Q1. 睡眠時間が少ないと、太りやすい傾向があるのですか?
はい。睡眠不足は食欲ホルモンのバランスを崩し、食べ過ぎを招く要因になります。
Q2. 寝る直前の運動は逆効果になりますか?
激しい運動は寝つきを妨げることがありますが、軽めのストレッチや深呼吸は睡眠を促進します。

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