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  • パーソナルトレーナー澤田

腱、靭帯、筋膜、軟骨のトレーニングに対する適応について


旭川市で、いつまでも快適に動ける身体作り。

今日は、専門的な内容です。

腱、靭帯、筋膜、軟骨のトレーニングに対する適応についてです。

腱、靭帯、筋膜、軟骨は結合組織です。大部分はコラーゲン繊維です。

成熟した腱や靭帯には、代謝の活発な細胞はわずかで、酸素や栄養量の必要量は少なめですが、血管も少なく血行に乏しいので、ケガの治りが遅い場所です。

靭帯には、コラーゲンの他に弾性繊維(エラスチン)もありますので、関節可動域を確保するある程度の伸長性もあります。

腱、靭帯、筋膜の成長の為に必要な刺激は、高強度エクササイズです。低~中程度のエクササイズでは、結合組織のコラーゲン含有量が変わりません。この高強度エクササイズは、関節可動域全体を通して力が加わるようにして、多関節エクササイズという同時に複数の関節が動くエクササイズが適していますので、知識と経験のあるトレーナーによる運動指導が良いでしょう。

軟骨は、軟骨自体に血液の供給がありませんので、滑液からの酸素や栄養素の拡散に頼らなければなりません。運動に関して大切な軟骨は、

硝子軟骨(関節軟骨)・・・骨の関節表面を覆っています。

繊維軟骨・・・脊柱の椎間板や、腱と骨の結合部に存在します。

の2種類です。

軟骨の役割は

・関節内の骨表面を滑らかにする。

・関節内に加わる力の衝撃を吸収する。

・骨格への結合組織の付着を補強する。

です。

軟骨の厚さを増加させるには、強めの無酸素運動が適しています。これは、漸増的に負荷を加えていく必要があり、正しくおこなえば変形性関節症を起こすことはないと考えられています。またこの運動は、様々な方法で可動域全体にわたって負荷が加えられる必要がありますので、専門的な方法でトレーニングが必要です。

軟骨に関しては、遺伝要素も大きいと考えられています。

靭帯

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