空手で培った“動きの原則”を指導へ──旭川のパーソナルトレーナーが語る、器具選びと現場活用の理由
- パーソナルトレーナー澤田和崇
- 2018年10月16日
- 読了時間: 5分
更新日:9月29日
要約
空手選手としての経験から学んだ「可動性→安定性→出力」の原則を、現在の指導に応用。
ジムの主要器具は、競技時代から使い続けて信頼のあるボディメーカーを中心に採用。耐久性/価格バランス/メンテ性で個人ジムに適合。
旭川でのパーソナルトレーニングは、安全設計×フォーム重視で初心者〜中高年まで個別最適化。
2006年──空手現役最後の大会で得た“原点”
2006年、空手選手として最後の大舞台に出場。「妥協なく準備し、当日やり切る」という競技姿勢は、現在のセッション設計(評価→計画→実施→振り返り)にそのまま生きています。
主な戦績
全道実戦空手道選手権:組手・型ともに連続優勝
北日本実戦空手道選手権:組手・型優勝
全日本実戦空手道選手権(大阪府立体育館):2年連続出場/中量級ベスト16
競技で培ったのは「可動性(動く)」「安定性(ぶれない)」「出力(必要な力を適量)」の順序性。この順を守ると、ケガ予防とパフォーマンスの両立ができます。

なぜ独立し、旭川で“完全予約制パーソナルジム”を選んだのか
「個人差に合わせた、安全で続くトレーニング」を提供するため、スポーツクラブ勤務を経て独立。
「もっと個人に合わせた、より良いサービスを提供し続けたい」「さまざまなライフスタイルを持つお客様へ、安心して続けられるトレーニングを届けたい」——そんな想いを胸に、7年間勤務した「スポーツクラブ・ジョイフィット旭川」を退職し、パーソナルトレーナーとして独立しました。
独立当初、旭川ではまだ「パーソナルトレーニング」という言葉すら十分に浸透しておらず、パーソナルトレーナーとして生計を立てている人の存在もほとんど知られていませんでした。それでも私は、フロンティア精神を持って大きな一歩を踏み出しました。
起業後は、自分の理想とする形で自由に仕事に取り組むことができ、これまでの苦労がすべて報われたように感じました。より良いサービスを提供することで、自分自身はもちろん、家族やお客様、取引先、地域社会、そして未来に貢献できるという充実感を得ることができました。そしてその経験は、仕事に対する誇りと自信へとつながっています。
既往歴や体力差を踏まえた負荷・回数・休息の最適化
フォームの丁寧な調整と自宅での再現性(RPE管理)
初心者・中高年・リハビリ明けの方に向けて最適化して導入
器具選定の基準と、ボディメーカーを採用する理由
基準
安全性と耐久性(パワーラック等の剛性)
価格とメンテのバランス(長期運用に適合)
再現性(競技時代からの使い慣れ=フォーム安定に寄与)
採用理由(ボディメーカー)
国内ブランドとしての安定供給とサポート
ラック・ベンチ類の堅牢さと、パーソナルジムに最適な設計
クロームダンベルセット 競技時代からの使用歴があり、動作感の再現性が高い
サワダプライベートジムで使う器具は、空手選手時代から愛用のボディメーカー(ボディメーカー)製のトレーニング器具を中心に使用しています。黒と黄色を基調としたソリッドなデザインで、空間にも機能にも統一感があります。

私が空手の選手として競技に取り組んでいた頃から愛用してきた器具メーカー、ボディメーカーです。特にプレートは、当時から使っていたものを大切に保管しており、今も現役で使用しています。
引っ越しのたびに一緒に運び、大切に使い続けてきたプレートには、今のロゴではなく「BODYMAKER」という文字が刻まれた旧タイプも混ざっています。それだけ長い時間、私のトレーニング人生と共に歩んできた器具なのです。
そしてここに掲載されている他にも、様々なトレーニング器具を使用しています。そして日々の研究に合わせて、新たな器具の導入や入れ替えもおこなっています。

現場での活用例:可動性→安定性→出力
ウォームアップ(可動性) 胸椎回旋/股関節外旋ストレッチ 30–45秒
安定化ドリル(体幹) 呼吸×ブレーシング、ヒップヒンジの型づくり
出力(目的別メイン) スクワット/ヒップスラスト/プレス・ロー等をRPE 3–7で調整
クールダウン 部位別ストレッチ+自宅メニューを提案
RPE(主観的運動強度)で“その日の体調”に合わせて強度を調整。痛み・しびれは即中断し、安全を最優先します。
サワダプライベートジムの特長
Experience(経験):競技・登壇・自治体事業を含む3万件超の指導実績
Expertise(専門性):NSCA-CSCSをはじめ関連資格/解剖・評価に基づく設計
Authoritativeness(信頼):長期継続のお客様多数、少人数レッスンでの地域貢献
Trust(信頼性):フォームチェック徹底/既往歴ヒアリング/安全基準の明示
よくある質問
Q. 初心者や中高年でも大丈夫?
A. はい。既往歴・体力に合わせて強度を個別調整します。まずは“動きの型”から。
Q. 器具トレーニングが不安です。
A. 自重→軽負荷→段階的に進めます。目的次第では器具を使わず完結する設計も多く、す全ては個人の目的や運動能力に合わせておこないます。
Q. 自宅で何をすれば?
A. その日学んだ2–3種を、できる範囲でおこなっていきましょう。継続>強度が原則です。自宅用のオンライン講座やトレーニングメニューもございます。
※医療上の疑い(痛み・腫れ・しびれ等)がある場合は、先に医療機関での受診をお願いします。個人差があり、効果を保証するものではありません。
関連リンク
まとめ
空手で培った原則と規律は、今も毎回のセッションの土台です。安全に、正しく、続けられるトレーニングで、あなたの「快適に動ける身体づくり」を支援します。
ボディメーカーとは
ボディメーカーは大阪府吹田市に本社を構えるトレーニング用品ブランドで、1999年に設立されました。格闘技・フィットネス・スポーツ全般に向けた高品質な製品を展開しており、ジムやスポーツ施設への導入実績も豊富です。特にパワーラックやベンチの頑丈な構造と価格の手頃さは、個人ジムにも非常に適していると感じています。その他、ウェアも高品質でお得な価格のものが多く、メインのトレーニングウェアとして日々着用しています。
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