継続できる人の共通点とは?運動習慣を身につける秘訣
- パーソナルトレーナー澤田和崇
- 7月6日
- 読了時間: 6分
更新日:4 日前
運動が続かなかった理由とは?
「昔、スポーツクラブに通っていたけれど、月に2~3回くらいしか行かなくて、そのうち行かなくなってしまった…」そう話される方に、私はこれまで何人も出会ってきました。
私自身、スポーツクラブでインストラクターとして7年間勤務していた経験があり、現場で多くの方の運動継続の難しさを目の当たりにしてきました。なかには、「来月こそは行こう」と思いながらも結局通えず、月会費だけを払い続けてしまっていたという方も珍しくありません。
月に数回だけの運動では、身体が大きく変化することは期待しにくいものです。せっかく時間とお金をかけるなら、効果的で、安心して続けられる方法を選びたいですよね。
運動は、「とりあえずやってみる」だけでは十分な効果は得られません。継続して取り組むことで、体調や体力、健康面、そして精神的な安定にも大きな変化が現れてきます。
では、なぜ多くの方が継続できずに終わってしまうのでしょうか?その理由のひとつは、「気合いやモチベーションに頼って行動しようとする」ことにあります。モチベーションには波があるため、それだけを頼りにしてしまうと、運動が習慣になる前に続かなくなってしまうのです。
そこで次に、継続のための3つの秘訣をご紹介します。
継続のための3つの秘訣
❶ 決心だけでなく「環境」を整える
「やる」と決めただけでは続きません。その決意を支える環境があって初めて継続は実現します。 たとえば、「曜日と時間を決める」「あらかじめ予定に入れる」「通いやすい場所を選ぶ」など、環境を先に整えることが重要です。
❷ 小さく始めることの重要性(ハードルを下げる)
「週3回1時間運動しよう!」という高すぎる目標は、最初の1〜2回でつまずいてしまいます。 まずは「週1回15分のストレッチ」など、負担が少なく、続けられる範囲から始めましょう。ハードルが低ければ低いほど、成功体験を積みやすくなります。
❸ 定期的な予約を入れるなど仕組みを利用する
「週に1回はジムのパーソナルトレーニングやレッスンの予約を入れる」「友人と一緒に運動する」など、自動的に行動を起こせる仕組みを作ると、モチベーションに左右されずに続けられます。
実際に続いている人の特徴
継続率の高さ
当パーソナルジムでは、パーソナルトレーニングはもちろんのこと、毎週定期開催している少人数制のグループレッスンも、参加者の継続率が非常に高いことが特徴です。

その理由は
同じ時間・同じ場所で習慣化しやすい
少人数なので個別のフォローがある
仲間がいることで刺激と安心感がある
といった「継続できる仕組み」が整っているからです。
1人では難しいからこそ「見守る場」があることが大事
人は、誰かに見守られているだけで行動を続けやすくなります。 「予約したから行かなきゃ」「先生にチェックしてもらえるから頑張ろう」 そう思える環境が、継続を支えてくれます。

運動を習慣に変えるために
行動心理学では、習慣化には次のような要素が有効とされています。
最初は小さく始める
できたことを記録する
できない日があっても、気にせず再開する
毎日同じ時間にやる
また、「やる気」よりも「仕組み」が大切だとも言われます。 つまり、「気が向いたら運動する」ではなく、「○曜日の○時はジムに行く」とあらかじめ予約を入れておくのが効果的です。
「決心」ではなく「行動」が継続を生む
何かを始めるとき、多くの人は「決心しよう」とします。しかし、本当にやりたいことは、決心を待たずにすぐに行動しているものです。決心が必要だと感じている時点で、心のどこかに迷いや不安、リスクへの抵抗があるのかもしれません。
私も過去に空手で全道チャンピオンを目指した際も、やると決めた瞬間から、徹底的に毎日努力を重ねました。自分にとって本当に重要なことは、迷わず行動に移し、やり続けることができるのです。
運動習慣も同じです。やると決めたなら、「続ける環境」を整え、小さな一歩から確実に積み重ねていくことが、成果につながります。

自律神経を整えることも、継続の大切なポイント
運動を習慣にするうえで、「自律神経の安定」も大切な要素です。自律神経が整うと代謝が高まり、太りにくく疲れにくい体に近づきます。日々のパフォーマンスも向上し、「続けやすい体調」を作るうえで非常に有効です。
たとえば以下のような習慣が、自律神経の安定に役立ちます:
朝の深呼吸で交感神経を穏やかにオンにする
日中の軽い運動で活動モードを維持する
就寝前のストレッチで副交感神経を優位にして深く眠る
こうした習慣も、運動の継続力を高める土台になります。生活のリズムとともに運動も整えることで、より自然に習慣化が進みます。

■ 空手の経験から学んだ「努力を続けるための言葉の選び方」
私自身、空手の現役選手として全国大会に出場し、引退から19年が経ちました。当時の厳しいトレーニングや日々の積み重ねは、今でも人生の大きな財産となっています。
努力は誰にとっても大切なものですが、日常の中では「そんなに頑張らなくてもいいよ」といった、無意識のドリームキラーの言葉に繰り返し触れることで、やる気が削がれてしまうこともあるでしょう。
だからこそ私は、「良質な言葉を選び、それを日々の行動に落とし込む」ことを大切にしてきました。努力を継続できる人には、明確な目的や理想の姿があり、それを行動に結びつける力があります。運動習慣を身につけるうえでも、正しい言葉・考え方・環境が整っていることで、継続しやすくなります。

まとめ
運動を継続するために必要なのは、
強い意志よりも整った環境
高い目標よりも実行しやすい仕組み
完璧主義ではなく、コツコツと積み重ねる姿勢
こうした要素を意識すれば、運動は誰でも習慣にすることができます。
サワダプライベートジムでは、継続しやすい仕組みや環境を整えたレッスンを多数ご用意しています。「運動が続かない…」と感じている方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
旭川で運動習慣を身につけたい方、着実に成果を出したい方を全力でサポートいたします。
✅ よくある質問
Q1. 運動が本当に続けられるか不安です。何から始めるべき?
A. まずは「5分のストレッチ」など、ハードルの低い運動から始めてみましょう。成功体験を重ねることが習慣化の第一歩です。
Q2. グループレッスンとパーソナルトレーニング、どちらがおすすめ?
A. まずは気軽に運動できるときに月1回からでも、という場合はグループレッスン。しっかり始めようと思っている場合は、パーソナルトレーニングを始めてもらえば、継続できるような運動を提供いたします。
Q3. 途中で休んでもまた再開できますか?
A. はい。様々な事情を皆さんお持ちです。気負わずに再開なさってください。
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