top of page
  • パーソナルトレーナー澤田

オーバートレーニングについて


旭川市のパーソナルジム「サワダプライベートジム」です。

旭川市もついに積雪。冬の訪れを感じます。

今日は専門的な内容です。

オーバートレーニングという言葉を聞いた事は、ありますでしょうか?

トレーニングの目的は、身体に段階的に次第に増していく負荷を与えて、それに応じた生理学的適応を起こす事です。つまり身体を強くしていく事です。

しかしトレーニングの頻度や量、強度が過剰で、適切な休みや栄養摂取が伴わない場合、疲労や病気・ケガの可能性が高まります。このトレーニングストレスが蓄積されると、オーバートレーニングというパフォーマンスの長期的減退を引き起こしてしまいます。

主にアスリートのパフォーマンスの一時的低下・反応は、オーバーリーチまたは機能的オーバーリーチ(FOR)と呼ばれます。これは通常数日から数週間で回復できるので、計画的に設ける事もあります。短期間のオーバーリーチング後にテーパリング期という、トレーニングを減らす期間を設ける事で、筋力やパワーが向上します。

適切な回復をする事なくトレーニングを続けると、過度のオーバーリーチ状態(非機能的オーバーリーチ)へ発展する事があります。

これは数週間から数カ月続き、パフォーマンス低下、疲労増加、活力低下、ホルモンの障害が表れます。こうなるとオーバートレーニングという数カ月に及ぶ状態にもなりやすくなります。

オーバートレーニング症候群には、2つのタイプがあります。

① 交感神経系オーバートレーニング症候群

② 副交感神経系オーバートレーニング症候群

先に①が起き、②につながる場合が多い。

非機能的オーバーリーチングと、オーバートレーニング症候群との区別は難しいですが、オーバートレーニング症候群の特徴としては、パフォーマンスの低下・力発揮の低下・解糖能力の低下・疾病および感染・情緒障害・睡眠障害が挙げられます。

また、これらのオーバートレーニング症候群に至る経過や反応には、個人差があり、遺伝的素質にも大きく左右される事に注意が必要です。

適切な運動・栄養・休息で、健康的で最高のパフォーマンスを創り上げていきましょう。

オーバートレーニング症候群

bottom of page