部活動トレーニングで未来を支える「高校生たちとの心温まるストーリー」
- パーソナルトレーナー澤田和崇
- 2017年10月22日
- 読了時間: 4分
更新日:9月29日
【部活動トレーニング】未来をつくる高校生たちと、心が通うひととき
旭川市内の高校で、毎月部活動トレーニングの指導をしています。なぜか生徒たちは、私を「ざわさん」と呼び、レッスンの合間にもたくさん話しかけてくれます。

◆ 高校生たちの素直なまなざし
ある日、生徒のひとりが「ざわさん、何才ですか?」と尋ねてきました。続けて、「結婚してるんですか?」「高校生の時にもうトレーナーになろうって思ったんですか?」と、興味津々の様子。
そこで、私からも「早く大人になって働きたいかい?」と聞いてみると、生徒たちは「大人にはなりたいけど、働くのは大変そう」と率直に答えてくれました。
◆ 働くことは、きっと楽しい
私は彼らにこう伝えました。
「僕は、仕事が一番の趣味。毎日仕事ができることが、幸せなんだよ」
すると、生徒の一人が笑顔でこう言いました。
「すごーい!私、何の仕事がしたいんだろう?わかんないな…」
私はこう返しました。
「自分の“好きなこと”を考えてごらん。その中に、きっと“やりたい仕事”のヒントがあるから」
将来を思い描く高校生たちのまなざしは、本当に素直でキラキラしていました。こちらの方こそ、心が洗われるような気持ちになり、感謝したい思いでいっぱいでした。
◆ 今日のトレーニング内容と成長
今回はストレッチを中心にした柔軟性向上のトレーニングを実施しました。正しい方法を一人ひとり丁寧に伝えることで、しっかりと成果が見えてきます。

レッスンの終盤、生徒のひとりが「ざわさん、見てー!」と声をかけてくれました。以前は指先すら床に届かなかった子が、手のひらをしっかり床につけていたのです。その笑顔と達成感に満ちた表情は、トレーナーとして何よりのご褒美です。
◆ まとめ 〜未来を信じて支える〜
高校生たちとのトレーニングは、単なる運動指導にとどまらず、「未来を信じる力」を育てる場でもあります。身体だけでなく、心にもポジティブな影響を与えられる存在でありたい──私はこれからも、そんな想いを胸に、指導を続けていきます。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 高校生へのトレーニング指導はどのような目的で行っているのですか?
A. 成績向上や競技力アップだけでなく、「正しい身体の使い方を学び、将来に役立つ健康知識を身につける」ことを目的としています。体と心の両面から、成長を支える指導を大切にしています。
Q. 部活動トレーニングではどのような内容を教えているのですか?
A. ストレッチ・体幹トレーニング・姿勢改善など、ケガの予防やパフォーマンス向上につながる内容を中心に、チームの課題や目標に合わせて個別にプログラムを構成しています。
高校生たちの未来を支える出張トレーニング
部活動や地域団体向けに、「快適に動ける身体づくり」をテーマとした出張トレーニングを実施しています。若者の心と体に寄り添い、将来を応援する活動にご関心のある学校・団体の方はご相談ください。
高校部活動トレーニングの実績(2014–2020)
指導概要(6年間・月1回)2014年〜2020年、旭川商業高校の運動部で定期的にトレーニング指導を担当。月1回の現地指導に加え、試合観戦による動作分析→次回メニュー作成まで一貫サポート。
可動性・安定性・筋力・持久を統合した“実戦的な身体づくり”
競技特性・学年差・既往歴に応じたパーソナライズ(フォーム修正/負荷・回数・休息の最適化)
ストレッチと自重・補強トレの基礎を丁寧に反復(習慣化が目的)
部活動の練習風景
主な成果
顧問より「ケガの発生が明らかに減少」との評価
体力テストの伸長・柔軟性の改善、フォームの安定化
チームとして全道大会(全北海道大会)出場を達成
指導の進め方(標準フレーム45分例)
ウォームアップ:呼吸/モビリティ(胸椎・股関節)
技術練習:ヒンジ・スクワット等の基本動作パターン修正
補強:体幹・臀筋・ハムの連動強化
クールダウン:目的別ストレッチ(自宅用メニューも配布)
現場で重視したポイント
“見えるクセ”だけでなく、可動域と筋力バランスの非対称を評価
RPE(主観的運動強度)で学年・個人差を安全に調整
「なぜその動きが必要か」を言語化して理解→再現性アップ
エピソード3年間の積み上げで、入学時に硬かった生徒がしなやかに動ける身体へ。最終回には生徒の方から「一緒に写真を」と声をかけてもらい、成長を“チームの記憶”として共有できたことが印象的でした。
生徒へのメッセージ
学んだ正しいトレーニングの基礎(フォーム/強度管理/ストレッチ)は、進学・就職後の人生でも役に立つ“一生ものの資産”。迷ったら基礎に戻る——その積み重ねが、ケガを遠ざけ、挑戦の幅を広げます。皆さんの未来を信じています。
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