運動がうまくできない時は?|パーソナルトレーナーが行う動作修正の考え方
- パーソナルトレーナー澤田和崇

- 2020年1月3日
- 読了時間: 3分
更新日:5月16日
【運動がうまくできない時に大切なこと】
パーソナルトレーナーが行う“動きのエラー修正”の考え方
こんにちは。旭川でパーソナルトレーニングを提供しているパーソナルトレーナー澤田です。
今回は、少し専門的なお話になります。トレーニングを行う中で、「この動きがうまくできない」「フォームが崩れてしまう」と感じたことはありませんか?
本日は、パーソナルトレーナーとして私が行っている、「動きのエラー修正の流れ」について、わかりやすくご紹介します。
■ 運動がうまくいかないとき、最初に行うこと
まずは、その運動のどこがうまくいっていないのか、原因や動作の欠点を正しく認識することから始めます。
そのうえで、以下のような段階的アプローチで修正を行います。
✅ ステップ1:注意の焦点・比喩・課題の変更
お客様の意識を変える(例:「膝を伸ばす」→「脚で床を押す」など)
比喩を使ってイメージしやすくする
課題そのものを少し変えてアプローチする
この段階で改善されるケースも多くあります。
✅ ステップ2:具体的な説明・実演・感覚の活用
もし改善が見られない場合は、
具体的な言葉で修正ポイントを伝える
トレーナーが実演して、正しい動作を視覚的に伝える
身体の感覚を通じて「誤った動き」と「正しい動き」の違いを感じてもらう
といった手法を使います。
✅ ステップ3:身体機能に課題がある場合
それでも改善しない場合は、そもそもその動作に必要な筋力や柔軟性などの身体能力が不足している可能性があります。
このような場合には、次のような対応が必要です:
関連する筋力や柔軟性を向上させるトレーニングを先に行う
当日の目標や課題レベルを調整する
■ 動きの修正で、トレーニング効果が戻ってくる
上記のような修正を通じて動作の質が整うと、本来の目的である筋力アップや機能改善に向けたトレーニングへと再び集中できるようになります。
「できなかった動きができるようになる」それは、効果だけでなく、自信や楽しさにもつながる重要なステップです。
■ 一人ひとりに合わせた、根拠ある指導を
パーソナルトレーナーとして日々、こうした動作修正の知識や手法を学び、指導現場で実践しながら、お客様一人ひとりに合わせて最適なサポートを行っています。
必要に応じてNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)の知見や最新研究も活用し、わからないことがあれば、調べてでもお応えする姿勢を大切にしています。
■ まとめ|うまくいかない動きには必ず“原因”があります
トレーニングがうまくいかない時、まずはご相談ください。
動きがうまくいかない時には、必ず何らかの理由や改善の糸口があります。
安心して、少しずつ進んでいきましょう。

※この記事は2025年5月にリライトしています。





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