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ランニング時の膝内側の痛み「鵞足炎」とは?原因と対策を解説

  • 執筆者の写真: パーソナルトレーナー澤田和崇
    パーソナルトレーナー澤田和崇
  • 2017年11月18日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月1日

ランニングをしていると、膝の内側から少し下が痛むことはありませんか?それは「鵞足炎(がそくえん)」かもしれません。

ランニング時、膝には体重の約5倍の衝撃がかかると言われており、特に膝の内側は痛みが出やすい部位のひとつです。本記事では、膝内側の痛みの原因と改善法について、パーソナルトレーナーの視点から解説します。


鵞足炎とは?

「鵞足(がそく)」とは、膝の内側やや下方にある場所で、以下の3つの筋肉の腱が集まって付着しています:

  • 縫工筋(ほうこうきん)

  • 薄筋(はっきん)

  • 半腱様筋(はんけんようきん)

これらの筋肉は、走る・歩くといった動作に大きく関わっており、使いすぎ(オーバーユース)や不適切なランニングフォームによって炎症が起きやすくなります。


鵞足部の痛みが出る人に共通するチェックポイント

以下のような要因が重なると、鵞足部への負担が増え、痛みが出やすくなります:

  • ハムストリングス(特に内側)の柔軟性と筋力の低下

  • ランニング時のフォームの崩れ(膝の内側倒れ・つま先の外向き)

  • ふくらはぎの筋肉の硬さ

  • 骨盤のゆがみや左右差

  • O脚・X脚などのアライメント異常

こうした身体のバランスの乱れは、繰り返しのランニング動作によって痛みへとつながります。


パーソナルトレーニングでの対応とサポート

当ジムでは、まず以下の流れで痛みの原因を特定し、個別にサポートしています:

  1. 各関節の可動域・柔軟性・筋力のチェック

  2. 骨盤・脚部のアライメント評価(歪み・ねじれの確認)

  3. ランニングフォームの確認と修正提案

  4. 鵞足部の負担軽減トレーニングやストレッチの指導

痛みのある部分だけでなく、根本原因にアプローチしていくことで、再発防止とパフォーマンス向上を両立できます。


まとめ

膝内側の痛み「鵞足炎」は、放っておくと慢性化しやすい障害です。「ただの疲れかな」と自己判断せず、早期にチェックすることが大切です。

安全にランニングを続けるためにも、ぜひ一度、自分の身体の使い方やフォームを見直してみませんか?

マラソンの練習中に走っている男性ランナー。膝に負担がかかるフォームが課題になることもある

よくある質問

Q1. 鵞足炎はランナー以外でもなりますか?

→ はい、歩行動作や階段の昇降などで膝をよく使う方、姿勢が崩れている方でも発症することがあります。

Q2. 痛みがあるときもストレッチはした方がいいですか?

→ 強い痛みがあるときは安静が基本です。無理のない範囲で、負担のかからない部位のケアから始めましょう。


筆者について

NSCAをはじめとする複数の資格を有し、19年以上にわたりプロフェッショナルから高齢者まで幅広い層へのトレーニング指導を行っています。膝関節や姿勢改善など、根本から整える運動指導を得意としています。


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