パーソナルトレーナー澤田和崇

2020年2月4日

妊婦のための運動

旭川市のパーソナルトレーナー澤田です。

僕は昔から驚かれるレッスン数を、1年中そして長年にわたりおこなってきていますので、その実施数は3万回くらいと思います。もっと、しているかもしれません。

探したらいるのかもしれませんが、自分ほどレッスンや運動指導をしている人に出会った事がないです。パーソナルトレーニング、水泳レッスン、市町村運動教室、企業福利厚生、運動指導者向け研修、講演、サーキットトレーニングレッスン、レスミルズプログラムなど、ジム、スポーツクラブ、市町村、スタジオはもちろん、エステサロンやパン屋さんまで、様々な場所で様々なレッスンをおこなってきています。

指導対象も、老若男女、多岐にわたり、レベルも手術後のリハビリから世界大会メダリストまで幅広く担当経験があります。

そんな中、妊婦の運動指導も経験していますし、現在もサワダプライベートジムに通ってらっしゃる妊婦のお客様もいらっしゃいますので、今回は妊婦向けのトレーニングについてお話しします。

内容は専門的な内容です。

妊婦の運動は、まず前提として、担当産科医師に相談すべきです。合併症や健康状態に応じて運動をおこなう必要があります。

妊婦は適切な運動により、母体の健康や体力を安全に増進する事ができます。

その利点は次のとおりです。

・心臓血管系および骨格筋系の機能の発達。

・体重や体力の妊娠前への早期回復。

・産後における腹部のシェイプアップ。

・妊娠中の腰痛軽減。

・分娩時間の短縮と陣痛の軽減。

・ストレスや不安の軽減。

・健康意識の改善。

・妊娠性糖尿病の予防

妊娠中の高強度エクササイズによる悪影響はないと、アメリカ産科医・婦人科医学会でも声明が出されていますが、基本的に運動強度は低めに設定します。

妊娠3か月を過ぎると、仰臥位において心臓への静脈還流が抑制されます。よって、仰臥位エクササイズは3か月までにプログラムから外します。

そして仰臥位でエクササイズをしたい場合は、腹部に手を添えて安全性を保持しながらおこなったり、四つ這いや側臥位、座位でエクササイズをおこないます。同時にバルサルバ法は使用してはいけません。

妊娠中の女性は、分時換気量が50%高くなり、安静時には10~20%酸素を多く消費するので、疲労困憊にならないように調節する必要があります。

妊娠中は関節が弛緩している為、エクササイズはゆったりしたものを行い、関節に負担をかけすぎないように配慮します。

特に必要な運動は、腹部と骨盤底筋群です。

これらは脊柱の安定性を高め、出産の手助けになります。座位が四つ這いでエクササイズをおこないます。骨盤底筋群のエクササイズも、出産の手助けとなります。

妊婦の運動は、NSCANESTAなど、国際的に信頼性の高い資格を持ち、なおかつ経験豊富なパーソナルトレーナーの指導の元、おこなう事をオススメします。

僕は、NSCA認定のパーソナルトレーナー、NSCA認定のストレングス&コンディショニングスペシャリスト(最高位認定資格)、NESTAはゴルフのトレーナー資格試験に合格し、保持しています。

お客様には適切な運動で、楽しく健康に過ごして頂きたいと毎日考えています。

いつまでも快適に動ける身体へ。

妊婦のパーソナルトレーニング